皆さんこんにちは!Lindsayです。りんじーって読みます。
今回のブログでは、最近Netflix(ネットフリックス)で観た映画、「カムガール」を紹介します。ネット社会に蔓延る恐怖がリアルに描かれたサスペンス映画で、少しグロい要素もあるスリリングな内容です。それでは早速紹介していきます!
目次
カムガール/あらすじ
アダルト動画サイトでライブ動画を配信し、収入を得ているローラ。サイト内で人気を得たいがために、時に過激な配信をしながらも、徐々にランキングを上げていた。そんなある日、自分のアカウントが何者かに乗っ取られ、自分にそっくりな人間がライブ配信をしていることに気づく。一体何が起こっているのか…?
カムガール/登場人物
・ローラ(マデリーン・ブルーワー)
アダルト動画サイトで有名になりつつあるライバーで、この物語の主人公。本名はアリス。
・リン(メローラ・ウォルターズ)
アリスの母親。美容室を経営している。
・ジョーダン(デヴィン・ドルイド)
アリスの弟。
・ティンカー(パッチ・ダラー)
ローラのチャンネルにいつも現れ課金をするファンの男性。
・ベイビー(イマニ・ハキム)
ローラと同じくアダルト動画サイトのランキングが1位のライバー。
カムガール/ネタバレあり感想
※ここからはネタバレが含まれます※
まさに今、投げ銭のシステムで稼ぐ女の子が多くなっているこの時代にぴったりな映画がネットフリックスで配信されました!
ただ、「色々と勿体なさすぎる!」というのが率直な感想なので、この映画の残念な点と良かった点を書いていこうと思います。
まず残念な点ですが、「結局、ローラのアカウントを乗っ取ったのは何者…?」という疑問が払拭されないまま終わってしまいまった点。他のアカウントも乗っ取り被害に遭っている、ナンバーワンの配信者「ベイビー」が実は死亡していた、など、ストーリーを盛り上げる要素は満載なのに、疑問が残るまま終わってしまったのは非常に残念でした。
ネットフリックスのあらすじには、「自分にそっくりな女にアダルトサイトのアカウントを乗っ取られたカムガール。彼女は過激な演技でファン層を急激に増やしていく…。一体彼女は誰? 目的は何?」とありますが、このあらすじは「誰なのか結局分からんのかーい」とツッコミを入れたくなります。
偽物のローラが相手の顔を認識していない、サイトのお問い合わせサービスの担当者のそっけない態度などから、結局乗っ取ったのはサイト自体という解釈で間違いないとは思いますが、色々と消化不良な結末になってしまいました。
この映画の良かった点は、色彩の美しさ。ネオンカラー×サスペンスといえば、ニコラス・ウィンディング・レフン監督の「ネオン・デーモン」という映画が思い浮かびます。「ネオン・デーモン」はモデル業界のドロドロをグロ要素満載で描いた映画ですが、ビビッドカラーを使っていて一見ポップな反面、物語の残酷さを上手く表していて、私好みでした。
(映画「ネオン・デーモン」より)
主人公のローラが視聴者をどうやって喜ばせよう、閲覧数をどうやって集めようと試行錯誤するうちに、自分を見失ってヒートアップしてしまうことは、You Tuberやライバーが共感する点なのではないでしょうか。だんだんと必死さが増すローラは歯止めがきかなくなってしまい、自分の美貌を犠牲にし、顔面から流血しながらもチャンネルを奪い返すシーンはあっぱれでした。
ローラが動画配信をしていることが家族にバレた時の描写も印象的で、「お母さん、いい味出してるな…。」と思いました。ローラのファンのおじさん連中の気持ち悪さ(サイコ具合が良かった)も含め、人間関係の描写が良かったと思います。
この映画でローラを演じたマデリーン・ブルーワーは、海外ドラマ「オレンジ・イズ・ザ・ニュー・ブラック」や、「ハンドメイズ・テイル」に出演している新鋭女優。「カムガール」での体を張った演技は見事でしたね。
「カムガール」を観て思ったこと。マデリーン・ブルーワー、見れば見るほど海外ドラマ「プリティ・リトル・ライアーズ」でお馴染みの女優ルーシー・ヘイルにそっくりでした。
https://www.instagram.com/p/Bkk-GTHnd9U/
(似すぎだ…!!美人!!)
マデリーン・ブルーワーの今後の活躍に期待大です!
カムガール/予告編
カムガール/作品情報
題名:「カムガール」(原題:Cam)
配信日:Netflixで2018年11月16日
監督:ダニアル・ゴールドヘイバー
出演:マデリーン・ブルーワー、パッチ・ダラー、メローラ・ウォルターズ他
映画「カムガール」は、ホラー小説家スティーブン・キング氏が絶賛コメントをツイートしたことでも話題になりました。映画とマデリーン・ブルーワーの演技力を褒めています。
わたし的には「勿体ないな…」と感じた映画ではありましたが、サスペンスが好きな方は一見の価値があると思います。
それではまた次の記事でお会いしましょう!See you soon!
Lindsay.