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オバマ元大統領が2018年のベストムービーに選出した8月30日(金)公開の映画「ブラインドスポッティング」を鑑賞。

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皆さんこんにちは!Lindsayです。りんじーって読みます。

今回のブログでは、先日試写で鑑賞した映画「ブラインドスポッティング」について書きたいと思います。8月30日から公開のこの映画は、オークランドを舞台に、そこで生まれ育った青年のアイデンティティや身近な人種問題に切り込んでいるスタイリッシュな映画です。それでは早速、「ブラインドスポッティング」のあらすじや感想を書いていきたいと思います。

ブラインドスポッティング/あらすじ

オークランドで生まれ育った黒人のコリン(ダヴィード・ディグズ)は指導監督期間の残り3日間を乗り越えれば晴れて自由になる身。幼馴染で白人のマイルズ(ラファエル・カザル)は、コリンと共に引越し業者として働いていた。

ある日コリンは、車の運転中に黒人男性が白人警官に容赦なく撃たれるという恐ろしい瞬間を目撃する。これをきっかけにコリンとマイルズは、富裕層が移り住み、急激に変化してゆく地元で育った自分たちのアイデンティティや、未だに根強く蔓延る人種問題に気付かされる。

指導監督期間の終わりも目前で、コリンの新しい人生が始まろうとしていた矢先、問題児のマイルズが予期せぬ行動に出てしまう。

ブラインドスポッティング/感想

※ここからはネタバレが含まれます※

はっきりと目には見えないものの、どこの地域にも蔓延る人種問題。白人よりも黒人の方が容疑をかけられやすい。疑われやすい。誤認逮捕されやすい。

アメリカでは、そういった人種問題が本当に多い。最悪の場合は取り返しのつかない事態になり、罪のない人々が無意味に殺される事件があとを絶ちません。映画「ドゥ・ザ・ライト・シング」が公開されたのは1989年ですが、この問題はまだ無くなってはいないのです。

親友同士の黒人のコリンと白人のマイルズが、世間から向けられている見方に決定的な違いがあるという現実問題を突きつけられる。そんな社会派な内容を一瞬たりとも飽きさせず、テンポ良く描かれていました。

コリン役のダビード・ディグス

保護観察中の黒人男性コリンを演じたのは、ラッパーとしても活動しているダビード・ディグス。映画「ワンダー 君は太陽」や、Netflix映画「ベルベット・バスゾー:血塗られたギャラリー」への出演や、ブロードウェイの大ヒットミュージカル「ハミルトン」で知られています。コリンのメッセージが爆発するクライマックスは鳥肌ものでした。

監督は、ビリー・アイリッシュやサンダーキャット、カーリー・レイ・ジェプセンのMVも手がけたカルロス・ロペス・エストラーダ氏。本作「ブラインドスポッティング」が長編映画デビュー作となりましたが、重いテーマなのに明るい作風に仕上げていて飽きさせなく、笑えるシーンも多い。且つ説教じみていない内容に秀逸なセンスを感じました。今後の作品も楽しみです。

ブラインドスポッティング/予告編

ブラインドスポッティング/作品情報

題名:「ブラインドスポッティング」(原題:「BLINDSPOTTING」)

公開日:2019年8月30日(金)

監督:カルロス・ロペス・エストラーダ

脚本:ダヴィード・ディグズ、ラファエル・カザル

出演:ダヴィード・ディグズ、ラファエル・カザル、ジャニナ・ガヴァンガー、ウトカルシュ・アンブドゥカル他

日本に住む私でも身近に感じるテーマでした。一人でも多くの人に広まって欲しい作品です。是非チェックしてみて下さいね!

それではまた次の記事でお会いしましょう!See you soon!

Lindsay.

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