皆さんこんにちは!Lindsayです。りんじーって読みます。
3月8日(金)にネットフリックスで配信が開始された話題の映画「セレニティー 平穏の海」。アン・ハサウェイ×マシュー・マコノヒーという豪華キャスト、そしてアメリカでは今年1月末に劇場で公開されたばかりの新作映画が、こんなにも早くネトフリで鑑賞できるなんて!と期待値MAXの状態で鑑賞しましたが、開いた口が塞がらないほど期待を裏切られる映画でした。
バレンタインにアメリカで公開された「ロマンティックじゃない?」も、史上最速くらいの早さで日本のネトフリで解禁されました。こちらは文句なしの面白さだったので、まだ観てない人はおすすめ!
早速、「セレニティー 平穏の海」のあらすじや感想を書いていきたいと思います。観た後の私の心は全く平穏ではありませんでした。
目次
「セレニティー 平穏の海」/あらすじ
ベイカー・ディル(マシュー・マコノヒー)はプリマス島で漁師として平穏な生活を送っていた。そんなある日、元妻のカレン(アン・ハサウェイ)がベイカーの元を訪ねてきた。
ベイカーと別れてからカレンはフランク(ジェイソン・クラーク)という男と結婚していたが、「夫が私と息子のパトリックに暴力を振るってくる。夫を殺すのを手伝って欲しい」とベイカーに頼み込んできた。
カレンは、夫を酔わせて船に乗せ、海に落として殺す計画をベイカーに持ちかける。その頼みを断り切れなかったベイカー。一体、彼らはどうなってしまうのか?
「セレニティー 平穏の海」/感想
※ここからはネタバレが含まれます※
冒頭にも書きましたが、観た後の私の心は平穏なんて言葉からは程遠く、ざわつくばかりでした。個人的にこの着地は納得できない。まさか、この世界が息子が作ったゲームだったなんて…!
後半になるにつれて、「ん???」っていう疑問がどんどん大きくなっていきます。全ての設定がこんなにひっくり返る物語って珍しいし、ここまで大胆な脚本なのに惜しいと感じました。この映画にこんなに豪華なキャストで良いの?って言うのが一番の感想。
サスペンス映画の観点で言うと、まず、元嫁のカレンが怪しすぎる。急にベイカーの元に訪れ、夫を殺して欲しいと懇願。後にベイカーとどのように別れたかが語られるのですが、戦争に行ったベイカーを見捨てたカレンが100%悪いですよね。なのに、またベイカーを巻き込んで人殺しを企て、「あなたのことがずっと好きだった」と発言。サイコパス確定です。
カレンのその発言で心が揺らいだベイカーは、元妻を抱いてしまうんですがね…。これでカレンの思う壺に…。どれだけ悪女なんだ…。
マシュー・マコノヒーが演じるベイカーのキャラクター像は最高なんですけどね。海を愛し、マグロ釣りに人生の全てを賭ける少年のような姿に母性本能をくすぐりまくられるし、お金が足りなくなると金持ちの女に抱かれにいくという堕落した生活を助けたくなります。笑 この金持ち女の役はダイアン・レイン。とことん豪華。
そして、カレンの夫役のジェイソン・クラークは悪役がぴったりな俳優さんなので、いかにも暴力を振るいそうな(失礼ですが)悪役顔なので、こちらもはまり役だと思いました。「華麗なるギャッツビー」でもそんな感じの役を演じていましたね。
ストーリーが進んでいき、ベイカーの元妻カレン(アン・ハサウェイ)がどうも怪しくて、さては悪巧みをしているな?と読んでいたのですが、全然スケールが違うどんでん返しが待っていました。いっそサメ映画にしてジェイソン・ステイサムを投入してくれたら救われたのに…。(監督は過去に「ハミングバード」でジェイソンを起用しています。)
余談ですが、この映画は宣伝のやり方でキャストと配給で揉めたようです。テストスクリーニングでの酷評を受けていたので、配給のアヴィロン・ピクチャーズがプロモーション活動を最低限に留めることにしたそう。
マシュー・マコノヒーとアン・ハサウェイはプロモーションのために予定を空けていたにも関わらず、プロモーションを中止することをギリギリまで告げず、2人は激怒したそう。アヴィロン側がキャンセルを通達したのは、2人がロサンゼルス行きの飛行機に乗る直前だったというから驚き。2人にとっても後味が悪い映画になってしまったようです。
でもキャストは豪華だし(3回目)、マシュー・マコノヒーの裸体も見れるし、アン・ハサウェイのお尻も一瞬見れるし、そんな2人の濡れ場もあるので一見する価値は有りです。但し、ストーリーに期待をしてはいけません。
「セレニティー 平穏の海」/予告編
「セレニティー 平穏の海」/作品情報
題名:「セレニティー 平穏の海」(原題:Serenity )
配信日:2019年3月8日(金)
監督:スティーヴン・ナイト
製作:スティーヴン・ナイト、ガイ・ヒーリー、グレッグ・シャピロ
脚本:スティーヴン・ナイト
出演:アン・ハサウェイ、マシュー・マコノヒー、ダイアン・レイン、ジャイモン・フンスー、ジェイソン・クラーク他
予備知識全くなしで観たのですが、鑑賞後に思わずこのようにツイートしてしまいました。
ネトフリではトップページに大々的に取り上げられていたし、何よりキャストが豪華なのでみんなが飛びついたはず。期待外れっていうツイートも多かったです。
それではまた次の記事でお会いしましょう!See you soon!
Lindsay.